株式トレード日記2009/11/28

現状報告しますと現在、マイナス検出66社、プラス検出2社、空売り継続中です。

2009年11月5日 9720 空売り (現値9140含み益+58%)

ドバイショックによる世界同時株安が来ました。日経平均株価も例外なく暴落したわけですが、急激な円高による輸出企業の収益圧迫、民主党政権による政治不安、原因はいろいろありそうですが、アメリカが今年最高値を更新した中、何故これだけ日本の株価だけが下げ続けてるのでしょう?

俺が思う日経が下げ続けてる原因を書きますね。あくまでも俺の意見なので正しいかどうかはわかりませんので一意見として見て下さい。そしてこの考えはトレード利益には一切結びつきません。

この考えによって空売りを継続してるわけではないからです。たまたま空売りによる含み益が拡大してますが、俺が個人的に日経が下がり続けると思っても、トレードルールが買いになれば空売りを決済して買いに切り替えるからです。

トレードルールはどのような状況下でも絶対で、俺の意思とは関係ないからです。

それでは話が少し外れましたが続きです。

円高ドル安は日本の輸出企業にとって収益圧迫の大きな原因になってるのは確かにあります。何故ならばドル安によって同時に中国の通貨である元も同時に下がり、アメリカと中国に輸出してる企業の収益を同時に圧迫するからです。

何故ドルが下がれば中国の通貨である元も下がるのか。それは中国がドルペック政策を取ってるからです。つまり中国は自国通貨を安定させるために、ドルと連動させる為替政策を取ってると言うことです。

簡単に言いますと、ドルが下がれば元も下がり、ドルが上がれば元も上がると言うことです。

そして何故円高だと輸出企業の収益が圧迫されるのか、わかってる人はここは読み飛ばしてください。

〜〜〜簡単に説明しますと、1ドル=100円の時に1万ドルで車が売れれば、円に換算すると100万円で売れた事になります。しかし同じ車が1万ドルで売れても1ドル=50円の円高だと円に換算すると50万でしか売れていないことになるというわけです。〜〜〜

つまりドルが下がればアメリカと中国に輸出してる企業の収益が同時に圧迫されます。そしてアメリカは中国に対し、貿易赤字を解消するためにドルペック政策を止めて変動為替政策に変更するように言ってます。

しかし俺が思うに・・・それは不可能です。何故ならば、中国はアメリカの世界第一位の債権大国になってるからです。簡単に言いますとアメリカの借金を大量に肩代わりしてるということです。中国は変動為替にすれば元(中国の通貨)が上がることは分かってます。そうなれば大量に保有してるアメリカの国債の価値が下がります。

〜〜〜簡単に説明しますと、1ドル=4元の時に1000ドル国債を買うのには4000元必要になります。それが変動為替によって1ドル=2元まで中国の通貨(元)が値上がりすれば、現在保有してるアメリカ1000ドル国債の価値が2000元に下がります。〜〜〜

中国はアメリカにこう言ってるはずです。変動為替政策に変更してもいいけど、その前にアメリカの国債を全て叩き売りますよ。(アメリカの借金を肩代わりしてるのを全て返してもらいます)

現在大量の赤字を抱えてるアメリカにそれをのめる術はありません。つまり・・・中国が変動為替政策に変更する可能性はほぼ無いということです。これはアメリカ、中国、経済大国2強からの収益の同時圧迫を逃れられないことを意味します。

そこでアメリカはしぶしぶ中国に対して元の為替レートの切り上げ(元の価値をドルに対して少し上げる)を要求するしかないのです。

そしてアメリカは・・・強いドルを支持すると言いながら、実は全くドル高政策を取る気はありません。これに鳩山、藤井、岡田は気付きながら気付いてない振りをしてるのか、本当に気付いていないなら日本はかなり危ないです。

アメリカがドル高政策を取らない→アメリカ、中国からの同時収益圧迫→アメリカ、中国依存の輸出に頼ってる日本の極端な収益圧迫による経済危機

オバマは鳩山に「内需拡大策を支持する」と言ってましたよね。これは裏を返せば「ドル高政策をとるつもりは無いので自国の事は自国でして下さいね。日本の輸出企業に利益をあげるつもりはありません」こう言ってるわけです。

実は・・・どの国も自国の通貨を安くする政策を取るとは表立って言えないのです。その宣言は他国経済を攻撃するといってるのと同じ意味になるからです。

自国の通貨を安くする宣言→自国輸出企業の利益拡大→相手国の内需利益を奪う

つまり、日本は表立って円安ドル高政策を取るとは言えないと言う事です。この宣言はアメリカ経済を攻撃すると同時に中国経済をも攻撃する宣言になるからです。中国はドルと連動する為替政策を取ってるからですよね。

世界3位の経済大国に落ちてしまった日本に、世界1位と2位の経済大国のアメリカと中国を同時に相手にして勝てるわけがありません。

つまり藤井は次のG20で現在の為替の異常な円高変動に対する提案をすると表向きかっこいい事を言っていますが、実はアメリカに「日本むっちゃきついです!!!お願いっす・・・ガイトナーさん何とかしてくださいよぉぉぉぉぉ」って泣きつくくらいしか出来ません(

そしてそろそろ気付いてください・・・この円高ドル安は、普天間基地移設問題、米軍基地従事者に対する給料格下げ、思いやり予算削減を提案してる民主党政権下の日本に対しての経済制裁だと言う事に。。。

ちなみに週明けの日経は高く始まると思います。その後はどうなるかわかりませんが・・・CME(シカゴ)日経平均先物価格が9200で引けてるのと円高一服感、ヨーロッパ株式市場の値戻し、NYダウが予想よりも下げなかったので。

NY市場が始まる前のNYダウ先物は日本市場が動いてるときの一番低いところで300ドル以上下げてましたが、NYダウが始まり終わってみれば150ドルほどしか下げなかったからです。