株式トレード日記2009/4/1
少し追加情報を。
あれから日経平均は大きく上昇し、押し目をつけて今日又反発したわけですが、ここまでの動きで起きている現状を書きますね。
日経平均は大きく上昇したわけだから、普通に考えればみんな儲かってるんじゃないかって思いますよね。
しかし、ここで起きているのは、小額の資金でロスカットのトレードルール無しに信用取引による空売りをした多数派の破滅です。
現状日経平均も反発はありながらも値下がりを続けてきてるわけですが、9割の人の損失を出してる人の内分けの大よその割合を書きますね。
4割が空売りによる破滅。
2割が信用取引によるレバレッジを利かせた買いによる破滅。
3割が現物取引による大きなロスカットによる撤退と塩漬け株の放置です。
普通に考えたら不思議だと思いませんか？日経平均はこれだけ下げてるんだから、空売りしてる人は儲かって仕方ないだろうって思いますよね。しかし実際はこれだけの空売りによる破滅が生まれてるわけです。
それでは詳しく説明しますね。
まず、空売りをするためには信用取引口座を開設しなければなりません。そして信用取引口座というのは3倍までのレバレッジを利かせた取引が出来ます。
つまり100万であれば300万までの株式の買いが出来、300万までの空売りが出来ます。そして信用取引には追証というルールがあって、ここからは少し難しいかもしれませんが、預け資産の33%を維持しなければならず、33%を維持出来なければ追加で資金を払わなければ、3日以内に強制売買されるというルールがあります。
ちょっと難しいかも知れませんが、こんな感じのルールがあるんだなってくらいで捉えてもらえてても構いません。大事なのはこの先の話なので。
例えば100万の資金でレバレッジを利かせて300万の空売りを行ったとしますね。この株が意に反して下がらず33%ほど上昇して400万になったとします。すると損失は100万になりますので3日以内に100万の資金の維持率の33%を確保するために追加で33万以上の預け入れをしなければなりません。
つまりこれが追証です。
そして追証が発生しても預け入れる資産が無い場合、証券会社により強制売買させられて資産は０になります。
つまり空売りで追証が発生して、追加で預け入れる資産が無ければ、証券会社に強制的に買戻しが行われて資産が全て無くなると言う事です。
現物で株式を買っていれば、いくら下がって損失が出ても売らなくてもいいですよね。そしてずっと持ってればいつか買値に戻る可能性だってあります。
しかし空売りで損失が出て追証が発生し、追証を支払う事が出来無ければ、証券会社により強制売買させられて資産を全て奪われると言う事です。そして強制的に買い戻しされて株価は暴騰し、そこから更なる空売りの追証を生み、そこから又さらなる強制買戻しにより暴騰が起こり、小額資産による空売りをした人の破滅を生みます。。。
空売りをしてて、ほっといて何にもしてないのに勝手に資産が０になってる事だってありうるわけです。
空売りって恐ろしいですね・・・恐怖ですよね・・・怖いですよね・・・
なので、空売りをする場合ロスカットのトレードルール無しに続けると破滅することになります。
もう一回言います。
